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2018.05.25 【IT導入補助金とおもてなし規格認証(2018)】新潟の税理士がお送りするブログ

【IT導入補助金とおもてなし規格認証(2018)】新潟の税理士がお送りするブログ

 

前回「IT導入補助金の概要と流れ」に関してまとめましたが、今回はその中ででてきた「おもてなし規格認証」についてです。
おもてなし規格認証は、サービス業務を行う事業者および事業所の方を対象した認証規格です。
紅認証・金認証(★)・紺認証(★★)・紫認証(★★★)と4種類です。
紅認証のみ登録無料で自己適合宣言でOK、金認証以上では有償で認証機関による認証が必要となっています。紫認証はさらに認定機関の認証も必要です。
また、金認証以上を目指す場合にもまずは紅認証の登録が必要となります。

おもてなし規格認証の概要

おもてなし規格認証の定義とメリットをおもてなし規格認証サイトより引用(抜粋)してみます。

おもてなし規格認証の定義

顧客・従業員・社会(地域)の満足を高め、発展させ続ける「プロセス」です。

おもてなし規格認証のメリット

  • サービス品質の見える化
  • 公的支援(補助金や公的融資など)を受けやすく
  • 生産性の向上と経営品質の向上

メリットの2番目にあげられているように、IT導入補助金や公的融資の際におもてなし規格認証を受けていることが加点対象になったり、融資利率が有利になったりするようです。

おもてなし規格認証に必要な金額

紅認証は登録無料です。
金認証・紺認証に関しては以下のようになっていました。

審査料 認証料 更新料
金認証 20,000 10,000 10,000
紺認証 100,000 50,000 50,000

おもてなし規格認証とIT導入補助金

おもてなし規格認証はIT導入補助金の申請には必須のものではありませんが、IT導入補助金の認証審査の際に加点の対象となります。
H29年度のIT補助金の申請において、前年(2017年)のおもてなし規格認証取得は評価されないとのことですので、H29年度IT導入補助金の申請にはおもてなし規格認証2018の取得が必要となります。
※2017年におもてなし規格金認証・紺認証・紫認証を取得しており、交付申請時に有効期限内である場合には再取得は不要です。2017年におもてなし規格紅認証を登録した場合には再度登録が必要となります。

観光産業等生産性向上資金

IT導入補助金の他にも、訪日外国人旅行者をターゲットとしたサービス業を対象としている日本政策金融公庫の観光産業等生産性向上資金では、おもてなし規格認証(金認証以上)を取得していると融資対象になるようです。
取得した認証によって利率が異なり、金認証よりも紺認証以上だとより有利な貸付利率で融資を受けられます。

詳しくは日本政策金融公庫サイトでご確認ください。

客観的視点と事業所自身が再確認できるおもてなし

事例紹介を見ると認証の際にチェックを受けたことによって自社の取り組みへの「見える化」が行われた、という内容の感想がちょっと印象的でした。
自社の取り組みを客観的な基準で評価でき、そのことを対外的にアピールできるのが「見える化」の1つのポイントと思います。
また、おもてなし規格認証を受け外部からの評価を受けることや、認証を受けるために外部からアドバイスを受けること、事業所でのそれまでの取り組みを評価されることなどが従業員の方のモチベーションアップにもつながるようです。
おもてなし規格認証を取得する際の、事業者の方の目的意識の高さや明確性が印象的で、おもてなし規格認証を目的ではなく活用していこうという姿勢が必要なんだということを感じさせられます。

サービス業でIT導入補助金を検討されている事業者の方は、合わせておもてなし規格認証の登録を検討するといいかもしれませんね。

参考サイト

※当ブログの記事は執筆時の法律に従って書かれています。
法改正等により記載内容との相違がある場合がございます。
あらかじめご了承ください。

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