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2016.12.09 【復興特別所得税の計算式】新潟の税理士がお送りするブログ

今回は復興特別所得税について説明していきたいと思います。

 

復興特別所得税とは

復興特別所得税とは、日本にとても大きな影響を与えた東日本大震災の復興の施策を実施するのに必要な財源の確保を目的として徴収される所得税です。

源泉所得税の法定納期限までに、復興特別所得税を源泉所得税と併せて国に納付しなければならないというものです。

 

個人の方で、所得税を納める義務のある方は復興特別所得税を納めなければなりません。

源泉徴収すべき復興特別所得税の額は、源泉徴収すべき所得税の額の2.1%相当額とされています。

そして 復興特別所得税は、所得税の源泉徴収の際に併せて源泉徴収することとされています。

 

復興特別所得税額の計算式

給与や報酬、利子などにかかる所得税及び復興特別所得税額の源泉徴収額は次の計算式で計算することできます。

支払金額等 × 合計税率(%) = 源泉徴収すべき所得税及び復興特別所得税の額

  1. 合計税率は、所得税率(%)×1%です。
  2. 算出した額に1円未満の端数があるときは、その端数を切り捨てます。

国税庁HPより-

たとえば、以下のような計算方法になります。

〈例〉 報酬・料金として 100,000 円を支払った場合(所得税率 10%の場合)

100,000     ×    10.21%    =     10,210円  (内 復興特別所得税210円)

(支払金額)   (合計税率)  (源泉徴収税額)

 

給与所得者は年末調整で所得税と復興特別所得税の年税額が適正税額となるので確定申告をする必要はありません。

ですが、個人事業主の方などはしなければなりません。平成25年以前の確定申告書には復興特別所得税の枠はありませんでしたが現在は枠がありますので記入漏れがないようにしましょう。

復興特別所得税は、平成25年1月1日から平成49年12月31日までの25年間導入することが定められています。

 

簡単ではありますが今回は復興特別所得税について説明させていただきました。

東日本大震災で影響を受けた地域が少しでも早く復興することを祈っています。

※当ブログの記事は執筆時の法律に従って書かれています。
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