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2011.09.22 【人時生産性という経営指標】新潟の税理士がお送りするブログ

先週までの穏やかな、ともすれば汗ばむほどの日中の陽気はどこへやら。
秋雨がしとしとと一日中降り続き、雨音にも季節の移ろいを感じながら、わたくし片桐がお送りいたします。
今週は祝日が二日もあり、人によっては連休に挟まれた比較的のんびりした週だったのではないでしょうか。

 

そういえば、数年前にはシルバーウィークと言われた秋の大型連休がありましたね。
すっかり聞かなくなったなと思って調べてみると、年によって大型連休になるかどうか変わるようで、現行の祝日に関する法律のままですと同じような連休は2015年までお預けのようです。
毎年あるものではないんですね。なんとなく一安心です。
というのも、9月のような日の少ない月に祝日が重なる月になると「営業日数が少なくて売上が立たなくて困る」とおっしゃるお客様に、「僕も結局仕事が溜まるのであまり嬉しくないですね」と相槌を打つのがここ数年の秋口の決まり口上のようになりつつあったものですから。

 

そのお客様との決まり口上の続きなんですが、「まぁスタッフは休みがとれるから、そういう時もないとね。月給だと、休み多いほど割がいいよね。」と続き、そこからスタッフ人件費の話に…

 

そこで今回は、人件費分析について。

 

人時生産性という人件費分析方法

月次や年次の決算などをお客様の社長に報告していると、人件費の割合など適正かどうか判断を求められることがあります。
一般的に、人件費率という人件費が売上高に占める割合を簡便的に判断材料にすることが多いのですが、これだけでは不十分なことが多いです。
さきほどのお客様の話の中にもありますが、重要なのは割がいいかどうか、です。
休みが多くて=働く日数が少なくて、給与がもらえるほど割がいいわけですから、企業にとっても同じように考えることができます。

 

飲食店の分析などではよく使われる指標の一つですが、人時生産性という考え方をご紹介します。
これは、1時間当たり1人の人間が生み出す売上高を意味しており、端的に企業の投入人員当たりの生産効率を表します。

 

人時生産性 = 売上高 / 総労働時間

 

特に労働集約的な業種、つまり人の作業が売上高を作り出すような業種では重要な分析指標です。
この分析のミソは、総労働時間という決算書や試算表には表れてこない数字を使うことです。

 

その他にも、いろいろな経営指標があります。試算表分析に関するご相談も承っておりますので、お気軽にご相談下さい

 

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来週は、9月30日更新予定です。

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