2011.09.30 【復興増税について】新潟の税理士がお送りするブログ
今回のスタッフブログを担当します田澤です。
連日、震災復興増税についての報道がされており、具体的に内容が気になる今日この頃です。
震災復興増税
9月29日現在の報道ですが、次期国会に提出する税制改正関連法案に増税額は10年間で11.2兆円とすることが明記されることが固まったようです。
単純に11.2兆円を国民全員で10年間かけて負担すると考えると、
11.2兆円 ÷ 日本の人口1億2800万人 ÷ 10年 = 8,750円
国民1人当たり、1年で8,750円の負担増という計算となります。
具体的に誰がどのように負担をするかですが、民主党税制調査会で9月27日に了承された案によりますと、
- 所得税を平成25年1月~:10年間
- 法人税を平成24年4月~:3年間
- たばこ税を平成24年10月~:10年間
- 住民税を平成26年6月~:5年間
それぞれ増税するとされています。
ただし、増税の開始時期については経済状況などを見て与野党で見直す余地もまだ残されているようです。
所得税には納める税額に4%上乗せされ、住民税は1年あたり500円の負担増となるようです。
たばこ税増税
また、たばこ税は1本あたり2円増税されることとなりますが、増税によりたばこ離れが進むことが考えられ、1箱あたり単純に40円アップではなく、50円以上の値上げがされるだろうという見通しです。
2011年日本は、地震による震災、大雨による水害、台風による風災と立て続けに被害を受け続けていますが、地震がほとんどない国もあれば、水害に悩まない国も、台風がやってこない国もあります。
日本人として今後日本がどのような道を進んでいくべきか、国民1人1人がしっかりと意見・知識を持ち、単に税負担の議論だけではなく、さまざまな問題についても議論を可能な限りすべき時なのでは、と及ばずながら考えたりしています。
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