税理士法人 あおば会計は地域でオンリーワンのサービスを提供できる会計事務所です。
会計・税務のお悩みはお任せください。

365日 しんようの  おける じむしょ 0120-365-406

ブログblog

2021.02.15 【2020年10月酒税が改正になりました】新潟の税理士がお送りするブログ

【2020年10月酒税が改正になりました】新潟の税理士がお送りするブログ

 

2020年10月1日から酒税が変更になりました。
酒税改正によりジャンルごとの酒税が統一されることになるそうです。

 

現行の酒税法は1953年に施行されました。
国税庁Webサイトの中に「酒税が国を支えた時代」というページがあって、明治以降の酒税の歴史が解説してあって、そちらもおもしろいですよ。

 

酒税とは国に納める国税の一つで、他に所得税・法人税・消費税・たばこ税などがあります。
消費税やたばこ税と同様に税を納める人と負担する人が異なる間接税に該当します。これらは、物品の消費やサービスの提供などに対して課税される、消費課税と呼ばれます。
ちなみに酒税の場合税を納める人は「酒類の製造者」と「酒類を海外から輸入した者」になります。

 

毎日の晩酌を生きがいにしている私は、普段表示価格の安いものを中心に購入します。
それに対し、税金がどのくらいかかっているか、また酒税の改正でどのように変わるのか気になりましたので調べてみました。

 

酒税の改正を種類別に見る

酒税の変更は、2020年・2023年・2026年と段階を経て行われる予定となっています。
この酒税法の改正は、類似する酒類の税率格差を解消して、税負担の公平性を保つというのが狙いだそうです。

 

私が愛飲するチューハイはしばらく据え置きですが、新ジャンルは残念ながら値上がりとなります。
取り扱う店舗によって小売価格が異なるため断定はできませんが、日本酒、ビールは値下がり、発泡酒や新ジャンル、チューハイ、ワインは値上がりとなりそうです。

 

※「新ジャンル」とは

・原料を麦、麦芽以外の穀物(主に豆類由来)にする
・発泡酒に別のアルコール飲料(大麦、小麦等を問わない麦由来のスピリッツや焼酎)を混ぜる 引用:第三のビール – Wikipedia

 

段階別種類別の酒税額の変更

酒税変更内容は以下の通りです。
※各350mlあたりに掛かる酒税

 

種類 改正前 2020年10月 2023年10月 2026年10月
ビール 77円 70円 63.35円 54.25円
日本酒 42円 38.5円 35円 35円
発泡酒 46.99円 46.99円 46.99円 54.25円
新ジャンル 28円 37.8円 46.99円 54.25円
チューハイ 28円 28円 28円 35円
ワイン 28円 31.5円 35円 35円

 

350ml当たり、日本酒・ワイン・チューハイ等は35円に、それ以外は54.25円に統一されるようです。

 

酒税を気にしてお酒を飲む方は少数だとは思いますが、思ったより高い割合で課税されていましたので、1年間に自分がどれだけ酒税を負担するのか計算してみました。

 

新ジャンル(350ml):毎日3本×365日で、41,391円  
チューハイ(350ml):毎日2本×365日で、20,440

 

年間約6万円超でしたので、飲酒を始めてから遡ると車一台買えてしまうような結構な額ですね。
このコロナ禍で、色々なストレスにより飲酒量も増加傾向にありましたが、今年は体に気を付けながら納税の方もほどほどにしていきたいものです。

※当ブログの記事は執筆時の法律に従って書かれています。
法改正等により記載内容との相違がある場合がございます。
あらかじめご了承ください。

会計・税務のお悩みはお任せください。
まずはお気軽にご相談ください!

お問い合わせ
一覧へ戻る
TOP