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2012.06.15 【地球温暖化対策税】新潟の税理士がお送りするブログ

今週担当の鈴木です。

私はこれからの季節が嫌いです。
理由・・・・暑いから

 

そろそろ、暑くなってきてエアコンに活躍してもらう時期に来ていますが、環境問題や電力不足が気になるところです。
新潟市は、計画停電はどうなるのでしょうか?
地球温暖化のためにも、電力供給問題のためにも、ついでに私の体調のためにも、今年の夏が涼しいのを祈るのみです。

 

地球温暖化対策のための税

本年10月から「地球温暖化対策のための税」が導入・施行されます。
これはどういう税金かというと、地球温暖化対策を強化するとともに、CO2排出抑制のためのもので、石油など二酸化炭素を出す化石燃料にかかる石油石炭税に上乗せする形で導入されます。
課税されるのは業者ですが、ガソリン価格などに転嫁されて消費者が負担することになる見通です。
3年半の段階的な上乗せが終わって完全に価格転嫁されれば、1世帯あたり月100円ほどの負担増になる試算だそうです。

 

期待される効果

この税金については、いくつかの効果が期待されています。

1. CO2削減効果

この税金の導入により、石油などの化石燃料の価格が引き上げられ、エネルギーの消費が抑えられます。そうするとCO2の排出量が減少することとなります。

2. 税収の増加

財務省の試算では、この税金の導入で、2兆円の税収増加が見込まれています。

3. アナウンスメント効果

アナウンスメント効果とは、経済政策や経済予測が発表されると,それが国民の心理に影響を及ぼし,実体経済が変化する前に国民の行動が変化することをいいます。

 

この税金の導入により、国民にCO2削減に取り組んでもらう効果を期待しています。

 

しかし、当然ながら反対意見もあります。

1. この税金の導入は、企業・家庭の負担増加につながり、経済成長・国際競争力強化が叫ばれている中、その流れに逆行している。
2. 現状自主的にCO2削減に取り組んで設備投資や研究開発を行っている企業にとっては、さらなる負担を強いることになり、自主的な改善の基盤を損ねることになる。
3. 日本のエネルギー効率は世界最高水準にあり、これ以上の負担増加は他国への施設移転につながる。エネルギー効率の悪い国で生産活動を行うことになれば、地球規模で考えるとCO2排出量は増えてしまう。等々・・・

 

地球温暖化の問題は、今や地球や人類に大きく影響を及ぼしています。
地球・人類の未来のためにもしっかりと温暖化対策を考える必要があります。

 

あおば会計スタッフブログは、毎週金曜更新です。
次回は、6月22日更新予定です。

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