2013.01.11 【今週は税制改正に関する報道がありました】新潟の税理士がお送りするブログ
明けましておめでとうございます。田澤です。
今年の年末年始は曜日の並びが良かったため、長い方ですと9連休という会社もあったようですが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?
(ちなみに、あおば会計は30日からの5連休でしたが)
私は、近くの神社にお参りをして、実家で紅白を見て、お餅を食べて、元旦に親戚一同が家に集まり新年会をして、雪かきをして、箱根駅伝を見て、中学の同級生と新年会をして、特に遠くへ出かけることもなく例年通りの年末年始を過ごしました。
家族も友人も誰も欠けることなく同じように過ごせることは、すごく幸せなことなんだろうなと、そんな風に思うような歳になってきました。
あまり意識していないとあっという間に過ぎてしまう1年ですが、今年は昨年よりも1日1日を大切にして先々に目標をもって過ごしていきたいと思っています。
2015年からの税制改正
さて、今週は2015年からの税制改正に関する与党・自民党の方針が報道されました。
方針:所得税
所得税について、現在の最高税率40%を45%に引き上げる方向で調整に入ったようです。
現在は課税所得1,800万円超の方が、1,800万円を超えた部分に対して40%の所得税を負担していますが、課税所得がもっと多い方向けに45%の税率を新たに設けるとみられています。
方針:相続税
相続税については、現在は遺産総額から『基礎控除額5,000万円+法律に基づいて相続する人(法定相続人といいます)1人につき1,000万円』まで控除されていましたが、これをそれぞれ減額する方針で検討に入ったようです。
改正内容は『基礎控除額3,000万+法定相続人の数×600万』を軸に進める見通しです。
控除額が減るので、課税される相続税の対象が増えます。
これまで相続税はかからないとされていた方も課税対象となる可能性があります。
逆に、消費税の税率アップに伴う優遇措置として、2014年4月以降に住宅を取得した方に対して現金を支給する措置の検討がなされているようです。
方針:贈与税
贈与税についても、祖父祖母から孫への教育資金の贈与に関して非課税措置が設けられる見通しです。1500万円までとの報道がありました。
消費税
消費税については3党合意の通りに運べば2014年4月(もう1年と少しに迫っています)に現在の5%→8%に引き上げられる予定です。
昨年末に政権が自民党に戻り、税制が大幅に変更されそうです。
今後のニュースをしっかり確認していく必要があるかと思います。
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次回は、1月18日更新予定です。
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