2011.07.08 【消費税増税】新潟の税理士がお送りするブログ
・・・暑い・・・
7月に入り、暑い日が続いている。
さらにじめじめとした梅雨の湿気が追い打ちをかける。暑いうえに不快、しかしどうしようもない。
家に帰ると、部屋のなかは当然暑い。
日は落ちたというのに、逃げ場のない昼間の熱気がこもっている。
まるで無意識のうちにエアコンのリモコンを探し、「ON」のスイッチを押す。
しかしそこでふと考える。
「電力不足が叫ばれる昨今、こんな安易にエアコンをつけていいのか?」と。
しばし考えたのち、エアコンを消してみる。
やはり暑い・・・。
しばらく耐えるが、首筋に浮き出る汗を感じ、とうとう気力が尽きてエアコンをつける。
直接顔に当る風が涼しい・・。確かに、涼しい。
が、果たしてこれでいいのだろうか・・・。
家庭でも15%の電力削減をクリアするには、やはり我慢が必要なのではないか。
熟考ののち、少々部屋も涼しくなったので、今度こそは、という強い意志をもってエアコンを消す。
・・・やはり、暑い・・・
5分後、さっきまでの強い意志も、この暑さに氷のように溶けて・・・
(以下くりかえし)
・・・・・・
という日々を送っている、あおば会計鈴木です。
みなさんはいかがおすごしでしょうか。
さて、先般、消費税に関し、2010年代半ばまでに段階的に10%まで引き上げる、政府・与党案が正式決定されました。
消費税は1%当たり2.5兆円の税収が見込めるといわれています。
消費税を5%引き上げれば、12.5兆円の増収となるわけで、よく「打ち出の小槌」とかいわれてます。
簡単に税収が増やせるという意味からでしょう。
ただし相手(納税者)のある話なので、そうホイホイとできるわけもなく、平成元年の消費税法施行以降、消費税の税率が引き上げられたのは、平成9年の3%から5%に引き上げられた1回だけです。
このときのことは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。
レジやコンピューターの設定を変えたり、お客さんにいちいち説明したりと、いろいろ混乱していたようでした。
ただし、消費税の税率を上げたからといって、計算どおりに増収というわけにはいきません。
なぜなら税率が上がれば、(一時的な駆け込み需要があったとしても)みんなの「モノを買おう」という意欲が減少し、ものの消費量自体を減少させるからです。
消費税率引き上げは、景気を悪化させる原因にもなりかねません。
そして、この増税でも足りない場合、さらに増税が必要となったら、みんな(納税者)は応じてくれるのでしょうか?
今回の税率引き上げに関しては、
①国の財政が大幅な赤字であること、
②そのなかで、社会保障制度の強化等を行わなければならないこと、
そしてなにより、
③東日本大震災の復興財源確保
という大命題があり、やむを得ないという雰囲気が国民の中にもあるように思います。
税金はみんなが大切にしているお金を国に託しているのですから、大切に、有効に使ってほしいものです。
あおば会計スタッフブログは、毎週金曜日更新です。
次回は、7月15日です。
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