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田澤です。
先日、税理士会の支部例会後の講演会で、NHK文化センター新潟支社長の齋藤洋一郎さんによる、『スポーツ放送こほれ話～一流の条件～』というテーマのお話を聞く機会がありました。

 

齋藤さんは、旧亀田町（新潟市江南区）のご出身で、大学卒業後、昭和49年にNHKにアナウンサーとして入社され、主にスポーツ中継の実況などで活躍されていた方です。

当初、新潟独特のイントネーションや、ついつい出てしまう方言、生放送での地名の間違いなどの失敗も多くうまくいかず、何度も辞めたいと考えたそうですが、自身がされていた野球中継（高校野球）の実況に活路を見出し、その後退職されるまでの間、様々なスポーツの中継を担当されたとのことでした。
有名なところで、岩崎恭子さんのバルセロナオリンピック金メダルの実況（1992年）、新潟南高校が甲子園ベスト8となった明徳義塾との試合の実況（1984年）などです。

 

その新潟南高校の試合ですが、高校野球の実況を担当し始めてから初めての新潟県代表校の甲子園実況で、大変な喜びだったそうです。
2対2で同点8回裏の新潟南高校の攻撃、勝ち越しのタイムリーを打った瞬間に喜びのあまり大声を上げてしまい、試合後、NHKへ「公共放送なのに、実況が新潟よりだ」と、抗議（おそらくほぼ高知県からと思われるが）の電話が数十件とかかってきたそうです。
逆に新潟県民からは、特に亀田周辺の関係者を中心に、「よくやったぞ齋藤」と励ましの連絡を受けたそうです。

 

話しのプロであるアナウンサーの方の講演会に初めて出席させていただきましたが、声、話し方、内容もそうですが、その場で聞いている大勢の方が齋藤さんの話に惹きつけられていたように思いました。

 

まだまだ、私も支部例会に出席させていただくようになってからの日は浅いですが、例会の際に、2回に1回くらいの頻度でこのように外部の方を招いての講演会があります。
お忙しい税理士の方が多いので、例会が終わるとすぐに帰られる方もいらっしゃるのですが、大変貴重な機会ですし、得られるものが多いと思うので、今後も参加させていただきたいと思っています。

 

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次回は9月19日更新予定です。