2017.11.24 【確定申告に必要な書類は? – 住宅ローン控除制度について】新潟の税理士がお送りするブログ
最近、自宅を建てられたお客様から住宅ローン控除についてのご相談を受けましたので、今回は住宅ローン控除のお話をしたいと思います。
住宅ローン控除とは
住宅ローン控除と一般的に言う方が多いと思いますが、正式名称は、「住宅借入金等特別控除」と呼ばれます。
住宅借入金等特別控除は、住宅ローン等を利用して、マイホームを新築、取得もしくは増改築し、居住している場合に住宅ローンの年末残高の合計額等を基に計算して所得税額から控除できる制度です。
条件によって違いがありますが、例を挙げますと、住宅ローンの年末残高の1%の額を控除できます。(控除額に限度額があります。)
結構な節税になるのではないでしょうか。
住宅ローン控除を利用するための条件
なお、利用できるための条件もあります。
- 新築・取得の日から6カ月以内に居住し、適用を受ける各年の12月31日までに住んでいること。
- この特別控除の適用を受ける年分の所得金額が3,000万円以下であること。
- 住宅の床面積が50平方メートル以上であり、床面積の2分の1以上が自己の居住の用に供していること。
他にも状況によって条件がありますが、代表的なものは上記の内容です。
この制度を利用するには、確定申告が必要になりますのでご注意ください。
確定申告に必要な書類例
確定申告をする際には必要な書類が条件によって様々ですが、一例として挙げさせていただきます。
- 確定申告書
- 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
- 住宅取得資金に係る借入金の年末残高証明書
- 住民票の写し(マイナンバーが記載されていないもの)
- 登記事項証明書、請負契約書の写し、売買契約書の写し
これらが確定申告で必要になりますので、事前に準備をされておくことをお勧めします。
なお、2年目からは上記の④、⑤は不要になりますので、1年目だけは書類が多いですね。
ちなみに会社員の方が、年末調整で住宅ローン控除をやっておりますが、それは2年目からでして、最初の1年目は確定申告が必要です。
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