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五十嵐です。

今更ですが、報道しているニュースなどに対する視聴者の声をツイッターで同時に放送しているテレビ番組が増えているな、と最近特に思います。
また、ＳＮＳ（ソーシャル　ネットワーキング　サービス）などを活用して「職業：フリーランス」という形で、仕事をしている方たちの存在を（・・・こちらも今更だとは思いますが・・・）見かけるようになったと思います。
本当に色々な仕事のやり方、職業があるものだと思います。

 

その色々な仕事の形態の中で、企業において重要度が年々増しているものの１つが、パート労働者ではないでしょうか。
今回は、パート労働者への社会保険適用拡大についてです。

 

現代の雇用情勢において、正社員と同じような中核業務を任せられているパート労働者が多くなっています。
仕事が同じ正社員と就業環境や賃金水準を同等にするなどの改善を行っている状況もあるようです。
国は、被用者でありながら被用者保険の恩恵を受けられないパート労働者などの非正規労働者に対して、社会保険を適用しセーフティネットの強化をすることで格差是正に取り組む方向性を打ち出しました。

具体的には、２０１６年４月から

①「週勤務時間２０時間以上」
②「年収９４万円（月収７万８千円）以上」
③「勤務期間１年以上」
④「従業員５０１人以上の企業で勤務」
①～④の条件にすべて該当する労働者に対して社会保険適用対象とするとし、さらに３年以内に対象の拡大を行うというものです。

 

当然、労働者側からすると恩恵を受けることになりますが、企業側からすると負担の増加となりますので、反発の声が上がっています。（特に外食産業や流通業など）
そこで、国としても企業に対する負担軽減措置を検討しています。
高齢者医療費拠出金の負担軽減措置などが検討されています。

 

労働者の福利厚生や就業環境の改善が見込まれますが、費用負担の増加など様々な面で問題がでてくるのではないかと考えられます。
今後の動向を注視する必要があるでしょう。

 

あおば会計スタッフブログは、毎週金曜更新です。
次回は、6月29日更新予定です。