2011.09.02 【これって、消耗品費?雑費?】新潟の税理士がお送りするブログ
今週ブログ担当の桜井です。
8月もあっという間に終わりましたね。
そういえば、我が家の小学1年生の息子の夏休みもやっと(?)終わり、暑さも一段落してホッとすると同時に私の家内もホッとしているようです。
ただ、現在台風が接近中との事なのでとても心配です。皆様も十分ご注意くださいね。
さて今回は経理処理をする際に、意外と迷ってしまいがちな「消耗品」についてお話ししたいと思います。
これって、消耗品費?雑費?
皆さんはボールペン等の事務用品を買ってきた時、何という勘定科目で処理されていますか?
「消耗品費」または「事務用消耗品費」ですね。
では、まだ少し先のお話しになりますがお正月の飾り物はどうですか?
「消耗品費」?「雑費」?・・・結構悩むところですね。
もともと「消耗品費」とは、使っていくうちに価値が無くなっていくもので1個または1組の金額が10万円未満のもの、使用期間が1年未満の物を買ってきた時に使用する科目です。
ですので、具体的には包装紙・紙ひも・ガムテープ等の包装材料、文房具等の事務用品、ガソリン(「車両費」、「燃料費」でも可)等々と非常に範囲が広くなります。
ただし、消耗品のうちあまりにも高額なものは機械・器具備品等の資産科目で処理し、減価償却(耐用年数に応じて費用化)しなければなりません。
従って、「雑費」は経費を様々な勘定科目で処理する際、どの勘定科目にも分別できないものに使われる勘定科目。
いわば最終手段といったものになります。
また、この「雑費」は可能な限り少ない方が望ましいです。というのも決算書に「雑費」の金額が多ければそれだけ「判断のつかない費用」が多いという印象を与え、銀行や税務署に不審の目を向けられやすくなります。
目安は経費のうちの1割といわれます。
何でもかんでも「雑費」を使っている場合や、どっちにしたら良いか迷われた際の参考になれば幸いです。
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次回は、9月9日予定です。
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